エクセルと比較!データベースソフトおすすめ【DB製品の比較一覧】

- 「Excelよりも効率的にデータを蓄積・管理できるシステムを導入したい」
- 「データベース管理システムにはどんな種類があり、
どう選べばいいかわからない」
業務規模に適したデータベースへ移行することで、
目次
Excelでは難しいこと・弱い点
Excelでのデータ管理に限界を感じるのは、
- ① 複数人での同時編集 : 複数人が同じファイルを開くと「読み取り専用」
の競合 が起きます。 複数人が同時に保存した場合、 どちらかの変更が上書きされてデータが消える事故が多発します。 - ② 大量データの処理 : データ件数が数万件から数十万件に達すると、
ファイルの起動、 ソート、 フィルタ、 VLOOKUP関数の実行時に フリーズや著しい速度低下 が起きます。 - ③ 複数テーブル間の複雑な連携 : 顧客名簿、
売上履歴、 商品マスターなどを別ファイル・別シート間でVLOOKUP関数を使って複雑に紐付けている場合、 列の挿入や保存場所の変更をきっかけに 数式エラー(#REF!など) が多発 します。 - ④ 入力データの品質維持 : 同じ組織名でも「(株)」
「株式会社」 の表記ゆれや、 スペースの有無の混在が起きます。 この状態では、 SUMIFSやCOUNTIFSなどの 集計関数が正確に機能しません 。 - ⑤ データの変更履歴・監査 : データを誰がいつどの値から書き換えたかを 自動記録する仕組みがない ため、
誤削除や改ざんが起きた際の追跡ができません。 - ⑥ ワークフローの自動化 : データの登録・更新に連動した承認手続き(金額条件に応じた自動ルート分岐など)
を、 Excelの標準機能で システム化することはできません 。
移行先の選び方
上記6つの課題を踏まえ、
- 使用者が一人または少人数で、
データを整理して再利用しやすい形で蓄積していきたい → ファイル型RDB (Accessなど) - 複数人でデータを共有・運用したい → ノーコードWebDB (kintoneなど)
- 属人化の解消やワークフローの自動化を実現したい → ノーコードWebDB(kintoneなど)
- サーバーやUIを自分で用意して、
自由にシステムを構築したい(開発者向け) → サーバー型RDB (MySQL、 PostgreSQLなど)
補足:テーブルの管理項目が未確定で、
は、
データ管理システムは、
| データ管理タイプ | 📁 ファイル型 | 🖥️ サーバー型 |
|---|---|---|
| ① スプレッドシート | Excel ・Googleスプレッドシート | — |
| ② ノーコードWebDB (非エンジニア向け) | — | kintone ・Platio |
| ③ RDB (開発者向け) | Access ・SQLite | MySQL ・PostgreSQL・Microsoft SQL Server |
※ Googleスプレッドシートはクラウドストレージ上のファイルとして「ファイル型」
機能比較一覧表
| 評価軸 | スプレッドシート | ノーコードWebDB | ファイル型RDB | サーバー型RDB |
|---|---|---|---|---|
| 具体ツール | Excel、 | kintone、 | Access、 | MySQL、 |
| ① データ管理タイプ | ファイル型 | サーバー型(専用クラウド) | ファイル型 | サーバー型(自社/クラウド) |
| ② データ容量 | Excel:1シート最大1,048,576行 Googleスプシ:1ファイル合計1,000万セル上限 | 数百万〜数千万レコード(ツール依存) | Access:1ファイル最大2GB SQLite:1ファイル最大140TB(理論値) | 数億〜数十億レコード程度(ツール・物理ストレージ容量に依存) |
| ③ 整合性の維持 | 低 :簡易的な型制限のみ(「データの入力規則」 | 高 :システムによる型制限可能 | 高 :システムによる型制限可能(SQLiteの標準は制限が緩い) | 最高 :システムによる型制限、 |
| ④ 同時利用/Web/クラウド対応 | △〜○ :数人での同時編集可能。 | ◎ :ブラウザ経由でリアルタイム同時アクセス可。 | ✕〜△ :Access は数人まで同時編集可。 | ◎ :数千人以上の同時接続可。 |
| ⑤ セキュリティ・信頼性・復旧 | 低〜中 :ファイル単位のアクセス制限のみ。 | 高 :組織/ユーザー等の細かな権限制御可。 | 低〜中 :Access はファイル単位 of アクセス制限のみ。 | 最高 :ユーザー権限、 |
| ⑥ 付属UI | ○〜◎ :データ基本操作画面、 | ◎ :データ基本操作画面、 | ✕〜◎ :Access はデータ基本操作画面、 | ✕ :標準 UI なし(開発前提。 |
| ⑦ ワークフロー構築/自動化 | △〜○ :Excel はマクロ/VBA 必須。 | ◎ :ノー/ローコードで構築可 | ✕〜○ :Access は VBA マクロ必須。 | ○ :ストアドプロシージャ、 |
1. ノーコードWebDB(kintone・楽々Webデータベース・JUST.DB など)
クラウド上のサーバーにデータ、
特徴
- データを一元管理 : クラウド上の1箇所にデータが一括管理されます。
ファイルが社内のあちこちに散らばる状態を防ぎます 。 - 同時編集に強い : 複数人によるリアルタイム同時アクセスに対応しています。
システム側で自動的に排他制御(ロック) が行われるため、 データの上書き消失や衝突が起きません 。 - 手軽に導入できる : 環境構築の手間がほとんどいらず 、
UIも標準搭載です。 データベースとしての機能だけでなく、 ワークフロー(承認手続きや自動ルート分岐) もノーコード/ローコードで構築できます。
おすすめの用途・目的
- Excel業務をWeb化し、
社内で データを共有・同時編集したい場合 - データの登録・更新に連動したワークフローを、
プログラミングなしで実装したい場合
使い始めに必要な作業
サービスの契約と基本設定のみです。
技術仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ① データ管理タイプ | クラウド型(提供ベンダーのサーバー環境) |
| ② データ容量上限 | 契約プランに依存 |
| ③ 整合性の維持 | フィールド型(数値、 |
| ④ 同時利用/Web/クラウド対応 | ◎対応。 |
| ⑤ セキュリティ・信頼性・復旧 | 高。 |
| ⑥ 付属UI | ◎対応。 |
| ⑦ ワークフロー構築/自動化 | ◎対応。 |
2. ファイル型RDB
単一のディスクファイルとしてデータを保持・管理するリレーショナルデータベースです。
2-1. Access
特徴
入力画面(UI)
データの基本操作画面だけでなく、
少人数なら同時編集できる
共有設定を行うことで、
おすすめの用途・目的
環境構築の手間を最小限にしながら、
使い始めに必要な作業
Office未導入の場合はパッケージ購入またはMicrosoft 365の契約が必要です。
技術仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ① データ管理タイプ | ファイル型。 |
| ② データ容量上限 | 1ファイルあたり2GB |
| ③ 整合性の維持 | SQLに準拠したデータ型定義、 |
| ④ 同時利用/Web/クラウド対応 | ✕〜△。 |
| ⑤ セキュリティ・信頼性・復旧 | 低〜中。 |
| ⑥ 付属UI | ◎対応。 |
| ⑦ ワークフロー構築/自動化 | △対応。 |
2-2. SQLite
特徴
軽量な組み込み型構成
サーバーが不要で、
入力画面(UI)
標準のデータ入力・編集画面を持ちません。
同時書き込みに制限あり
複数人での同時書き込みは基本的にできません。
おすすめの用途・目的
サーバーの構築が不要 で、
使い始めに必要な作業
ダウンロードと基本設定(無料)
技術仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ① データ管理タイプ | ファイル型。 |
| ② データ容量上限 | 物理的には大容量レコードの保持が可能(OSのファイルシステム仕様の制限に依存) |
| ③ 整合性の維持 | SQLに準拠したデータ型定義、 |
| ④ 同時利用/Web/クラウド対応 | ✕〜△。 |
| ⑤ セキュリティ・信頼性・復旧 | 低〜中。 |
| ⑥ 付属UI | ✕非対応。 |
| ⑦ ワークフロー構築/自動化 | ✕非対応。 |
3. サーバー型RDB(MySQL・PostgreSQL・SQL Server・Oracle Database など)
ネットワーク(LAN/クラウド)
特徴
圧倒的な容量と処理速度
ストレージ容量が許す限り、
高度な同時接続と排他制御
数千人規模の同時アクセスを想定 して設計されています。
外部システムとの柔軟な連携
データ操作画面を持たないバックエンド専用の仕組みです。
おすすめの用途・目的
Webアプリケーションや社内の大規模な基幹システムの構築、
使い始めに必要な作業
サーバーの用意、
技術仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ① データ管理タイプ | サーバー型。 |
| ② データ容量上限 | 数百万件〜数億件以上のレコードを物理的に保持・高速処理可能(HDD・クラウドなどのストレージ容量に依存) |
| ③ 整合性の維持 | SQLに準拠したデータ型定義、 |
| ④ 同時利用/Web/クラウド対応 | ◎対応。 |
| ⑤ セキュリティ・信頼性・復旧 | 最高。 |
| ⑥ 付属UI | ✕非対応。 |
| ⑦ ワークフロー構築/自動化 | ○一部対応。 |
DBMSには3カテゴリ(4分類)
- ノーコードWebDB :社内で同時編集し、
プログラミングなしで承認ワークフローも自動化したい場合に選ぶ。 - Access(ファイル型)
:少人数で環境構築の手間をかけず、 見やすい入力フォームや帳票も一元管理したい場合に選ぶ。 - SQLite(ファイル型)
:サーバー構築を省き、 ローカルアプリ用の組み込みデータベースを無料(SQL準拠) で使いたい場合に選ぶ。 - サーバー型RDB :数百万件以上の大量データを格納し、
本格的なWebアプリや基幹システムを独自開発したい場合に選ぶ。
選択の判断基準 :個人・小規模のデータ管理ならExcelで十分です。
個人使用・小規模なデータを扱うだけならExcelが便利です。