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10分でできるガントチャートの簡単な作り方【エクセルでタスク進捗管理表】

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Excel(エクセル)でプロジェクト管理やタスク管理を行う際、次のような悩みを感じたことはありませんか?

  • 「無料で手軽にガントチャートを作成したい」
  • 「タスクの修正や変更がしやすく、内容が自動で反映される表を作りたい」
  • 「メンテナンス性が高く、管理しやすいExcelガントチャートを運用したい」

Excelの条件付き書式を活用すれば、開始日や終了日を変更するだけでバーが自動更新される 仕組みを構築できます。これにより、タスクごとの日程変更にも柔軟に対応可能です。

吉峰
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条件付き書式の設定を最初に一度済ませておけば、テンプレートとして再利用もできます。

本記事では、実務ですぐに活用できる以下の内容について解説します。

  • ガントチャートの基本的な作り方
  • Excelでガントチャートを運用する際の注意点
  • Excelガントチャートに追加できる便利な機能

単に「表を作る」だけでなく、後からの修正や変更がスムーズに行える、実用的なガントチャートの作成を目指しましょう。

Excelのバージョン

本記事は、Excel 2024(ローカルまたは共有フォルダでの運用) を前提に作成しています。
ご利用の環境によっては、UIなどの細かな点が異なる場合があります。

※ 本記事の見出しでは「エクセル」本文では「Excel」と表記を統一しています。

前知識|ガントチャートとは

ガントチャート とは、各タスクの工程や所要時間を、横棒(バー)などを用いて視覚的に表現した図のことです。一般的には、横軸に時間、縦軸にタスクを配置して作成します。

プロジェクトに必要なタスクのスケジュールや進捗状況を一目で把握できるため、「プロジェクト管理表」「タスク管理表」「進捗管理表」といった名称で呼ばれることもあります。

作成手順|簡単にできるエクセルガントチャート

Excelを使って、短時間で作成できるガントチャートの手順を解説します。作業は次の4工程で完了します。

工程1: タスク情報の入力欄を作成する
工程2: 時間軸(カレンダー部分)を作成する
工程3: チャート領域(バー)を表示させる
工程4: 見た目を整える

吉峰
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ここでは、時間スケールを「1日単位」に設定する場合の作成方法を紹介します。

 

工程1: タスク情報の入力欄を作成する

まずは、タスクの詳細を管理するための項目を作成します。シートの上部に日付などを設定するスペースを5行ほど空けておき、その下の行から横(列)方向へ項目名を入力していきましょう。1行目に項目名を並べ、2行目以降に各タスクを列挙する形式です。

【必須項目】

  • タスク名 : 「タスクA」など
  • 開始日 : 「2025/4/1」など
  • 終了日 : 「2025/4/21」など

【任意項目】

  • 担当者 : 「鈴木」など
  • ステータス : 「未着手」など
工程1: タスク情報の入力欄を作成する
 

工程2: 時間軸を作成する

工程1で作成した表よりも上側の行を使い、チャートの基準となる時間軸を作成します。

STEP1

プロジェクト開始日の設定

時間軸の起点となる日付を入力する欄を作成します。

  • プロジェクト開始 : 「2025/4/1」など
プロジェクト開始日の設定
STEP2

時間軸の項目作成

カレンダーのヘッダー部分を作成します。管理したい単位に合わせて各項目を調整してください。※下記の I$1$I:$I$C$2 といったセル番地は、各自のシート構成に合わせて読み替えてください。

  • SN(シリアル値) : =1*(COLUMN()-COLUMN($I:$I)) + $C$2 ※1
    • 1*は増分が1日単位であることを示します。単位を変更する場合はこの値を変えてください。
  • : =TEXT(I$1, "'yy")
  • : =TEXT(I$1, "m")
  • : =TEXT(I$1, "d")
  • 曜日 : =TEXT(I$1, "aaa")
時間軸の項目作成

※1 SEQUENCE関数も利用可能

Excel 2021以降やMicrosoft 365であれば、SEQUENCE関数を使う方法もあります。
SNの欄に =SEQUENCE(1, 100, $C$2, 1) と入力するだけで、100列分のシリアル値が自動で展開(スピル)されるため、次の「3. 時間軸の拡張」の手順を省略できます。
その場合、他の行(年・月・日など)の数式では、参照する SNセルの末尾に「#」を付けるだけで全列に反映されます。

  • : =TEXT(I$1#, "'yy")
  • : =TEXT(I$1, "m")
  • : =TEXT(I$1, "d")
  • 曜日 : =TEXT(I$1, "aaa")
STEP3

時間軸の拡張

STEP2で作成した数式を、コピー&ペーストやオートフィルを使って必要な期間分だけ右方向へ引き延ばします。多めに引き延ばして問題ありません。

時間軸の拡張
 

工程3:チャート領域(バー)を作成する

タスクの期間を可視化するチャート領域(バー)を設定します。

STEP1

判定用の関数を入力

タスクと日付が交差するセルに、「その日がタスク期間内かどうか」を判定する式を入力します。「開始日 ≦ その日のシリアル値」かつ「その日のシリアル値 ≦ 終了日」を満たす場合に、数値の1を出力する設定です。

入力する数式例 : =IF(AND($C6<=I$1, I$1<=$D6), 1, "")

セル参照の例(状況に合わせて要調整)

  • I$1 : 時間軸(SN)の最初のセル
  • $C6 : タスク情報の「開始日」の最初のセル
  • $D6 : タスク情報の「終了日」の最初のセル

数式を入力したら、全タスク・全期間の範囲にコピー&ペースト(またはオートフィル)で拡張します。

判定用の関数を入力
STEP2

条件付き書式でバーを表示

数値の1が表示されているセルを、自動で塗りつぶす設定を行います。同時に、1の数値の表示も非表示にします。

  • ルールセルが空白でない
  • 書式
    • 表示形式タブ:「分類」ユーザー定義「種類」;;;
    • 塗りつぶし:「背景色」を任意の色に
  • 適用先:チャート領域全体(=$I$6:$BZ$10など)
条件付き書式でバーを表示
 

工程4:見た目を整える

見やすくなるように見た目を整えます。

STEP1

セルの幅を調整する

表を見やすくするために、セルの幅を調整します。計算用に使用した「SN」の数値は普段見る必要がないため、潰れてしまっても構いません。

※ 「SN」の行は非表示に設定するのも良いです。

セルの幅を調整する
STEP2

罫線を引く

見やすくなるように罫線を設定します。

罫線を引く
STEP3

時間軸の重複値を薄くする

時間軸上の同じ数値が並んでいると見にくいので、条件付き書式を使い、重複している値は薄くなるように設定します。完全に見えなくするのも良いです。

  • ルール=H2=I2
    H2セルが時間軸の左上端のとき)
  • 書式
    • フォント:「色」を薄い色に
  • 適用先:チャート領域全体( =$I$6:$BZ$10 など)
時間軸の重複値を薄くする
吉峰
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タスク追加時は、既存のタスクの行を下にコピー&ペースト してから、その内容を書き換える必要があります。セルに設定した数式や条件付き書式を反映させるためです。

以降で紹介する拡張機能を実装すると、コピペ不要でタスクを追加できるようになります。

Excel知識|ガントチャートの機能拡張方法

ガントチャートの利便性をさらに向上させる、便利なExcelの活用術を紹介します。これらの機能を組み合わせることで、より実用的な管理表へとアップグレードが可能です。

  • 機能A 休日のグレーアウト
  • 機能B タスクステータスの選択式(プルダウン)
  • 機能C チャートの色付け・色分けによる視覚化
  • 機能D WBS(作業分解構成図)との連携
  • 機能E タスク表示の折り畳み・フィルタリング
  • 機能F 時間軸スケールの切り替え(日・週・月など)
吉峰
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これまでの手順で作成した基本形でも十分に機能しますが、以下の拡張を行うことで「よりミスが少なく、直感的に状況を把握できる」ツールになります。

 

機能A 休日のグレーアウト

条件付き書式 を活用すると、土日の列を自動でグレーアウト(背景色を灰色に設定)できます。曜日行のセルを参照して判定する設定例は以下の通りです。

  • ルール=OR(F$5="土", F$5="日")
    F$5 セルが曜日の先頭セルの場合)
  • 書式
    • 塗りつぶし:「色」を「灰色」
  • 適用先=$I$2:$BZ$10(時間軸およびチャート領域の全体)
機能A 休日のグレーアウト
 

機能B タスクステータスの選択式(プルダウン)

データの入力規則 機能を使えば、タスクの進捗状況をドロップダウンリストから簡単に選択できるようになります。

  • 対象範囲:ステータス入力欄(例:E列の各タスク行)
  • 入力値の種類リスト
  • ドロップダウンリストから選択する:チェックを入れる
  • 元の値未着手, 進行中, 確認中, 完了 (カンマ区切りで入力)
機能B タスクステータスの選択式(プルダウン)化
吉峰
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条件付き書式を併用することで、各ステータス状況に応じてセルの色も変えられます。

 

機能C チャートの色付け・色分けによる視覚化

セルの背景色や 条件付き書式 を工夫することで、視認性が大幅に向上します。たとえば、以下のように2軸によって色を変えることもできます。

  • 軸1:プロジェクト・カテゴリ別
    • 企画フェーズ:青色系
    • 開発フェーズ:橙色系
    • テストフェーズ:緑色系
  • 軸2:タスクの階層レベル別
    • 大項目:濃い色
    • 中項目:中間の色
    • 小項目:薄い色
 

機能D WBS(作業分解構成図)との連携

Excelの テーブル機能 を活用すると、タスクの追加や修正に強いガントチャートになります。行を追加した際に数式や条件付き書式の範囲が自動で修正されるため、WBS(作業分解構成図: Work Breakdown Structure)基づいた詳細なタスクの洗い出し・整理もスムーズに行えます。

 

機能E タスク表示の折り畳み・フィルタリング

スライサー を使うと、特定のタスク群の表示・非表示をワンクリックで簡単に切り替えられるようになります(トグル表示)「現在はAチームのタスクのみ表示する」といったフィルタリングが可能になり、大規模なプロジェクトでも画面が煩雑にならず、見やすいガントチャートが実現できます。

※ スライサーを利用する場合は、表のテーブル化が必須です。

 

機能F 時間軸スケールの切り替え(日・週・月など)

数式の設定を工夫することで、時間軸の基準(1セルあたりの時間間隔)を自由に変更できる仕組みを作れます。プロジェクトの期間に合わせて、「日単位」から「週単位」「月単位」へとスケールを切り替えることで、長期的なマイルストーン管理も1つのシートで完結します。「時間軸ごとにそれぞれのテンプレートを用意する」といった必要もなく、1つのテンプレートを使い回せるという利点もあります。

応用|WBSとの連携でプロジェクト管理に活用

ガントチャートは、WBS(作業分解構成図:Work Breakdown Structure)組み合わせることで、プロジェクト管理の質が飛躍的に向上します。階層化タスクを管理できるガントチャートを作成すれば、タスクの洗い出しや整理もスムーズに行える上で、各タスクの期間が可視化できるため、プロジェクト全体の俯瞰と詳細な進捗把握の両立が可能です。

前述した「機能Cから「機能Eまでを実装すれば、タスク量が増大しても柔軟に対応しやすくなります。

Excelでも設計を工夫すれば、
「一度作ればタスクを書き換えるだけで使い続けられる、壊れにくいガントチャート」
構築できます。
タスクの追加・修正のたびに設定を直す手間が省けるため、
管理業務そのものに集中でき、実務レベルでも十分に通用するツールが実現できます。

吉峰
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設計次第では、「せっかく作ったのに、少し手を加えたら設定が壊れてしまい、結局『観る専用』になってしまった」という事態を防げる、実用的なガントチャートになります。

メリット|エクセルでガントチャートを作成する利点

Excelでガントチャートを運用する主なメリットは、以下の3点です。

  • ① 導入コストの低さ: 追加コストなしですぐに始められ、特別な環境構築も不要。
  • ② 教育・学習コストの抑制: 多くのユーザーが基本操作に慣れているため、導入がスムーズ。
  • ③ カスタマイズ性の高さ: 管理項目や計算ロジック、レイアウトを自社のルールに合わせて自由自在に設定できる。
吉峰
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思い立ったときに、手元のPCですぐに作り始められるのがExcel最大の魅力です。

デメリット|エクセルガントチャートの欠点・注意点

Excelには管理上の弱点や明確な限界も存在します。Excelのデメリットを理解したうえで、プロジェクトの規模や必要な機能に応じて専用ツールへの移行を検討することも重要です。

  • ① ファイル・数式破損のリスク:誤操作により、管理システムそのものが壊れる可能性がある。
    • → 対応策:クラウドストレージの履歴機能、シートの保護機能
  • ② リアルタイム同時編集の制限:社内サーバー上のファイルは、複数人での同時更新が難しい。
    • → 対応策:OneDrive / SharePoint(Web版Excel)
  • ③ モバイル対応の弱さ:スマートフォンやタブレットからの閲覧・操作には適していない。
  • ④ 外部連携の難しさ:他のアプリやカレンダーサービスとの自動同期が困難。
  • ⑤ 大規模プロジェクトに不向き:タスクが膨大になると動作が重くなり、依存関係の管理も複雑化する。
 

① ファイル・数式破損の可能性

Excelベースの管理表は、誤ったセルの削除や上書きによって計算式が壊れてしまうリスクがあります。「意図せず数式を消してしまった」「共有ファイルを誤って削除した」といったミスにより、システムが機能しなくなる事態も否定できません。

有効な対策:

  • クラウドストレージの活用
    OneDriveやSharePoint等に保存すれば、
    自動バックアップや変更履歴の復元機能が利用できます。
    万が一の削除や誤操作時も、過去の状態へ即座に戻せます。

  • シートの保護機能
    Excelにはシートの保護機能があります。
    シートを保護することで、数式が入力されているセルを「ロック」し、
    第三者(あるいは自分自身)による意図しない書き換えを物理的に防げます。

 

② リアルタイム同時編集が限定的

ローカル環境や共有ファイルサーバー(NAS)に保存されたExcelブックは、複数人での同時編集には向きません誰かがファイルを開いている間、他の人は「読み取り専用」でしか開けず、同時に編集はできません。

対応策:
OneDriveやSharePoint経由でWeb版Excel(またはデスクトップ版の共同編集機能)を利用することで、複数人でのリアルタイム更新が可能になります。

 

③ モバイル面が弱い

Excelは画面の大きなPCでの操作を前提としているため、スマートフォンなどの小型デバイスでは視認性・操作性が大幅に低下します。外出先での「ちょっとした確認」には使えますが、本格的なタスク更新やスケジュールの微調整をモバイルで行うのは現実的ではありません。

 

④ 他のツールとの連携が弱い

Excelは単体完結型のツールであるため、外部サービスとの親和性は高くありません。例えば、「ガントチャートの日付を更新したら、自動でGoogleカレンダーやSlackの通知に反映させる」といった連携には、高度なマクロや外部連携ツールの知識が必要になります。

 

⑤ 大規模プロジェクトに不向き

Excelで作ったガントチャートは、大規模なプロジェクト管理には不向きです。数千行に及ぶタスクや、複雑な依存関係(先行・後続タスクの連動)をExcelで管理しようとすると、動作が極端に重くなったり、関係性の把握が困難になったりします。

関わるメンバーが増えるほど、前述の「共有面」での不都合も顕著になるため、プロジェクトが大きくなるほど、Excelでのガントチャートは使いにくくなると言えます。

Excelガントチャートでも、
以下の拡張機能を組み合わせることで、中規模程度のプロジェクトであればExcelでも十分に効率的な管理が可能です。

対応策|Excelガントチャートの弱点を補完するには

Excelで作成するガントチャートのデメリットをカバーするための、具体的な対処法を紹介します。

  • A. クラウドストレージやWeb版Excelを利用する
    • → 「ファイル・数式の破損」の防止、および「リアルタイム共同編集」への対応
  • B. シートの保護機能を活用する
    • → 「数式の誤書き換え」による破損を防止
  • C. 色分け・折り畳み・WBS機能を実装する
    • → 大規模・複雑なプロジェクト管理への適応
  • D. 専用ツール(プロジェクト管理ツール)を導入する
    • → Excelの全デメリット(①〜⑤)の解消に
 

A. クラウドストレージやWeb版を利用する

クラウドストレージ(OneDrive、SharePointなど)Web版Excelを活用することで、「① ファイル・数式破損」や「② リアルタイム同時編集」の課題を解決できます。

多くのクラウドストレージには 「ファイルのバージョン履歴(復元機能) が備わっています。
クラウド上に保存されたファイルであれば、
誤ってデータを上書きしたり削除したりしても、過去の正常な状態にさかのぼって復元が可能です。

OneDrive / SharePointに保存されたExcelブック※であれば、
複数人での共同編集が可能です。
インストール不要でブラウザからWeb版Excel も利用でき、
スマートフォンからの簡易的な閲覧にも対応します。

※ ただし、マクロ入りの「.xlsm」ファイルは共同編集に制限があったり、
Power Queryなどの高度な機能が制限されたりする場合があるため注意が必要。

 

B. シートの保護機能を活用する

Excelの 「シートの保護」 機能を設定することで、「① ファイル・数式破損のリスク」を軽減できます。

シートの保護は、特定のセル以外の編集を制限できるExcel機能です。
「タスク名」「開始日」「終了日」など、
使用者による入力が必要なセルだけを「保護の対象外」に設定しておき、
計算式が入ったセルを保護できます。
複数人でファイルを共有する場合でも、
誤操作によって数式が消えてしまうトラブルを防げます。

 

C. 色分け・折り畳み・WBSの機能を搭載する

Excelガントチャートの応用の章で触れたような拡張機能を実装することで、「⑤ 大規模プロジェクトに不向き」という弱点をある程度克服できます。

Excelの標準機能を組み合わせることで、

  • タスクを階層化して整理しやすくする
  • 不要なタスク群を一時的に隠して視認性を高める
  • タスクの追加・編集時の数式の再設定を不要にする

といった、運用が可能になります。

 

D. 専用ツール(タスク管理・プロジェクト管理ツール)を導入する

プロジェクト管理の専用ツールを導入すれば、① ~ ⑤ の全デメリットの多くを同時に解消できます

専用ツール導入の主なメリットは以下の通りです。

  • 管理の手間とリスクの最小化
    • UI(入力・閲覧画面)とシステムが分離されているため、操作ミスによってシステムを壊す心配がありません。
    • 入力したデータのバックアップ機能があるツールも多く、データ破損の可能性も低いです。
  • 膨大なタスクの一元管理
    • タスク同士の依存関係(先行・後続)の自動計算や、複数プロジェクトの同時俯瞰が容易です。
  • 高度な共有・同時編集機能
    • チーム全員が同時にアクセスしても動作が安定しており、リアルタイムで進捗を共有できます。
  • マルチデバイス対応
    • 専用アプリにより、外出先でもスマホから直感的に操作・確認が可能です。
  • 豊富な付加機能
    • SlackやGoogleカレンダーとの連携、カンバン表示への切り替え、リマインド通知、ドラッグしてタスクを動かせる直感的な操作など、
      Excelでは構築が難しい機能を即座に利用できます。
吉峰
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ただし、ツールによって機能や操作性は千差万別です。自社のニーズに合わない製品を選んでしまうと、Excelガントチャートの弱点を十分に解消できない場合もあります。専用システムの導入時には、製品選びが極めて重要です。

専用ツール導入の目安

ツールの切り替えを検討すべきタイミングは、「プロジェクトが大規模化したとき」 や、「管理コストを下げつつ、より強力な機能(連携・ドラッグでのタスク操作など)を使いたいとき」 です。

専用ツールはExcelの弱点を補う一方で、「誰でも無料で手軽に作れる」というExcelのメリットが薄れる(月額コストが発生するなど)側面もあるため、専用ツールの導入には検討も必要です。

以下の条件に当てはまる場合は、ツール導入の「ベストタイミング」と言えるでしょう。

  • 10名以上のチーム、または社外メンバーと共同作業を行う場合
  • 膨大・複雑なプロジェクト・タスクを管理したい場合
  • 外出先など、モバイル環境でのチェックが必須の場合
  • 他ツール連携や表示切り替え、リマインド通知機能などの便利機能をすぐ使いたい場合
  • ツール構築・管理に時間をかけたくない場合
  • ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作で、ストレスなくスケジュール管理を行いたい場合

まとめ|エクセルガントチャートのポイント

Excelでガントチャートを作成する際は、条件付き書式を活用すること が基本です。開始日や終了日を入力するだけで、タスクの期間がバーで表示されるようになります。

小規模なプロジェクト・タスク管理において、低コストかつ柔軟にカスタマイズできるExcelガントチャートは非常に有効な選択肢です。

一方で、
「プロジェクトの規模や関わる人数が増えた」
「より確実な共有や自動化機能が必要になった」
という場合は、無理にExcelで作り込まずに、専用の管理ツールへ移行するのが賢明な判断と言えます。

吉峰
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