【PowerQuery使い方入門】「クエリと接続」でエクセル効率化

はじめに
Excel(エクセル)
本記事では、
Power Queryの基本は、
用語整理
一般的にIT分野においては、
- クエリ: 保存された個別の「命令文 / 処理手順」
- パワークエリ (Power Query) : 機能全体・ツールの名称
基本的な使用手順
Power Queryの基本の手順は下記です。
- データの取得
- データの加工
- データの配置
- データの更新
上記のそれぞれの手順について、
ここでは、
データの取得
Power Queryを使うときの最初は、
- データタブのデータの取得 > ファイルから > Excelブックからを選択。
- 読み込む ブック を選択。
- ナビゲーターダイアログで読み込む シート を選択し、
データの変換をクリック。

データの加工
Power Queryエディターでデータの加工・整形を行います(詳細)
- Power Queryエディター内で、
見出し個数のフィルターボタンをクリック。 - nullのチェックを外し、
OKをクリック。

データの配置
加工したデータをテーブルとして、
- ホーム / ファイルタブ > 閉じて次に読み込む... を選択。
- データのインポートダイアログで テーブルを選択。
- データを返す先を選択してください。欄で、
テーブルの配置場所を指定し、 OKをクリック。

各手順の詳細
上記の基本的な手順の
解説の前に、
手順の位置づけ・整理
4つの手順では、
処理内容を設定する3つの手順はそれぞれ
整理すると下記の通りです。
| 手順 | 設定/実行 | 分類 | 設定 / 実行画面 (初回) | 設定/ 実行画面 (修正時) |
|---|---|---|---|---|
| 1. 取得 | 設定 | クエリ作成 | ナビゲーターダイアログ | Power Queryエディター |
| 2. 加工 | Power Queryエディター | |||
| 3. 配置 | 出力設定 | データのインポートダイアログ | データのインポートダイアログ | |
| 4. 更新 | 実行 | クエリ実行 | 設定時に自動で実行 | データタブ > すべて更新ボタン |
Excelの通常画面から各画面に移動する方法
- ナビゲーターダイアログ:
- 方法1. データタブのデータの取得 / テキストまたはCSVから / Webから
- Power Queryエディター:
- 方法1. データタブのデータの取得 > Power Queryエディターの起動を選択。
- 方法2. 「クエリと接続」
欄のクエリを右クリック > 編集を選択。 - 方法3. Power Queryで配置したテーブルのセルを選択 > クエリタブの編集を選択。
- 方法1. データタブのデータの取得 > Power Queryエディターの起動を選択。
- データのインポートダイアログ:
- 方法1. 「クエリと接続」
欄のクエリを右クリック > 読み込み先... - 方法2. クエリタブの読み込み先...
- 方法1. 「クエリと接続」
1. データの取得
Power Queryの最初の手順 は「データの取得」
読み込み可能な対象
- 同一ブックのテーブル
- 別ファイル(Excelブック、
CSV, PDF, Webなど) ※
※ 複数のファイルをフォルダごと読み込むことも可能
初回の設定方法
最初はデータタブのデータの取得付近(データの取得と変換エリア)
その後は、
テーブルを読み込める
読み込むデータをテーブル化しておくと、
テーブル化してある場合は、
データの変換を押すと
- データの変換 : Power Queryエディター起動 → 「2. 加工」
へ - 読み込み : Excel通常画面へ戻り、
新規シートにテーブル配置 → 「4. 更新」 へ - 読み込み先... : データのインポートダイアログが開く → 「3. 配置」
へ

データを加工しない場合でも、
設定内容の修正方法
「1. 取得」
適用したステップの 上の方のステップ が「データの取得」

参照するファイルの パスを変更 したりできます。
2. データの加工
Power Queryエディターを使って、
「2. 加工」
Power Queryの細かい使い方は後述します。
3. データの配置
「3. 配置」
出力方法の種類
- テーブル
- ピボットテーブル(ピボットテーブルレポート)
- ピボットグラフ
- 出力なし(接続の作成のみ)
データはPower Pivotで使える
ダイアログ中のこのデータをデータモデルに追加するにチェックを入れると、
Power QueryからのデータがPower Pivotで使用できるようになります。

「3. 配置」
4. データの更新
「4. 更新」

一定間隔での自動更新を設定することも可能です。
以下のいずれかの方法で更新できます。
- すべてのクエリを更新 : データタブのすべて更新を選択
- 特定のクエリを更新 : クエリと接続欄で、
クエリ横の「更新ボタン」 を選択 - 特定のクエリを更新 : 配置したテーブルを右クリック > 更新を選択
Power Queryエディターの使い方
Power Queryエディターの使い方を説明します。

Power Queryエディターでは、
クエリとPower Queryエディターの仕組み
クエリ は「処理ステップ」
クエリの中身は M言語と呼ばれる専用の言語のコードで記述されます。
Power Queryエディターでは、
マウス操作 と コードの直接編集 でクエリの編集が可能です。
マウス操作 でクエリの編集を行うと、
裏側でM言語のコードが自動生成・削除されます。
ここでは、
エディターの起動・終了方法
Power Queryエディターを 起動 するには、
- (クエリ作成開始時)
データタブのデータの取得やテキストまたはCSVからなどからナビゲーターダイアログを進め、 データの変換を選択。 - データタブのデータの取得 > Power Queryエディターの起動を選択。
- 「クエリと接続」
欄のクエリを右クリック > 編集を選択。 - Power Queryで配置したテーブルのセルを選択 > クエリタブの編集を選択。
Power Queryエディターを 終了 する方法は、
- 変更内容を保存する場合:
ファイル / ホームタブから下記を選択-
閉じて読み込む:
クエリを保存し、新規シートにテーブル出力(出力設定が済んでいる場合は、 既存の場所のデータを更新) -
閉じて次に読み込む...:
クエリを保存し、出力設定へ
-
- 変更内容を保存しない場合:
エディターの右上の×ボタンをクリック > 破棄を選択
画面の見方
Power Queryエディターの画面の見方を説明します。
- 左の「クエリ」
エリア: - 作成済みのクエリが一覧表示される。
- 編集するクエリが選べる。
- 作成済みのクエリが一覧表示される。
- 右の「適用したステップ」
エリア: - 選択中のクエリ内の処理ステップが一覧表示される。
- 編集するステップが選べる。
- 選択中のクエリ内の処理ステップが一覧表示される。
- 中央のテーブルエリア:
- 選択中の処理ステップによる結果が表示される。
- マウス操作で「列の並び替え」
「行のフィルタ」 などのデータ加工ができる
- 選択中の処理ステップによる結果が表示される。
- 上部のメニューエリア:
- マウス操作で「行・列の追加」
「データ型の変更」 「テーブルの結合」 などのデータ加工ができる - エディター、
クエリの操作もできる(エディターを閉じる、 詳細エディターの起動、 クエリの新規作成など)
- マウス操作で「行・列の追加」
マウスでのデータ加工方法
Power Queryエディターの 中央のテーブルや上部のメニューを使うことで、
マウスでデータ加工の操作を行うと、

ステップはわかりやすい名前に変更可能です。
Undoはできない
マウス操作でデータ加工を行ったとき、
Ctrl + z(Undo)
取り消す場合は、
右の「適用したステップ」
コード(M言語) でのデータ加工方法
M言語コードを直接編集してクエリを書き換える場合は、
- 各ステップごと編集する場合:
数式バー を使用する(上部のメニューエリアの直下) - 全ステップを編集する場合:
詳細エディター を使用する(ホームタブの詳細エディターを選択)
「クエリと接続」 欄でできること
Excelの通常画面で、
- クエリの編集:
クエリを右クリック > 編集 > Power Queryエディター起動 - 出力設定の変更:
クエリを右クリック > 読み込み先... > 「データのインポート」ダイアログ表示 - クエリの実行(データ更新)
:
クエリ右側の「更新ボタン」をクリック - クエリの自動更新の設定:(専用ダイアログの表示)
クエリを右クリック > プロパティ > ダイアログの使用タブの定期的に更新するにチェック
不具合・エラー対処法
読み込むデータの保存ができない、 ロックされるとき
「読み込む側」

「Container.Loader」
【症状】
- 保存しようとすると...
「'XXX.xlsx'への変更は、共有違反のため保存されませんでした。 別のファイルに保存し直してください。 」
と表示され保存できない。 - 名前の変更 / 移動しようとすると...
「Microsoft.Mashup.Container.Loader.exeによってファイルは開かれているため、操作を完了できません。 」
と表示され、ファイル名の変更やファイルの移動ができない
【対策】
「読み込む側」
Power Queryはデータ活用の根幹
上記で説明した通り、
Power Queryは、
外部ファイルの利用がしやすくなり、
転記の自動化、
Power Query × テーブルによってデータ活用が進むと、
業務効率化が大きく進むはずです

